2021年5月5日水曜日

雨の合間のメルフィ村

 今の時期、葡萄の葉っぱがどんどん大きくなるので見たくなり、
どしゃぶりの中を運転してランスから北へ20分、Merfy(メルフィ)村へ。

着いた時ちょうど雨がやんでシラノと一緒に葡萄畑へ。
空はあやしいけれど、雨上がりの空気が清々しい。

ブドウの葉っぱ、だいぶ育ってました。

ここはシャンパーニュでも有数の美しいブドウ畑。

ブドウ畑の先に見えるのはCalvaire(カルヴェール)と呼ばれる
キリスト受刑の十字架。
キリストの情熱と受難を想起させるこのタイプの十字架は、
12世紀頃から交差路や高台に建てられたようです。

横の説明書きによると、メルフィの十字架は
もともとは1728年に高台の下の交差路に置かれたそう。
フランス革命後の恐怖政治で取り除かれ、1796年にふたたび建立。

1917年、第一次世界大戦中に倒され、その後100年間農家に置かれ、
2017年改めてこの高台に建てられたとのことです。


この後シラノが高さ3、4mの崖から駆け降りるというハプニングがあり、
肝を冷やしつつ呼び戻しました。




遠く後ろにかすかに見えるのが、ランスの街。
シラノも記念撮影。


Merfyと言えば、
愛好家も多いシャンパーニュ・シャルトーニュ・タイエ。
ブドウ畑の近くに醸造所があります。




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