2014年9月11日木曜日

シャンパーニュ・オーギュスト・ユイバン(Champagne Auguste Huiban)(2)

Chanpagne Auguste Huiban訪問の続き。
ブドウ畑の後は、醸造所&カーヴを見学。

圧搾機は、階段を昇って、上からブドウを入れるタイプ。

ペロー・ミノー氏によると、
各メゾンでいろいろな機械を使っているけれども、
すべてシャンパーニュの圧搾機として
正式に認可を受けており、
それぞれの哲学や経済事情により、最適な機会を選んでいるとのこと。

毎回、階段を昇り降りする。

シャンパーニュは華麗なイメージだけれども、
完成までは忍耐と根気、肉体労力を必要とするハードな仕事。

そして、天候に左右されるリスキーな仕事でもある。
これはブドウをいれるケースを洗う機械。
一回運ぶ毎に洗う決まり。

 お隣の醸造室へ移動。
醸造は主にステンレスタンクを用いている。

タンクへのアクセスも上から。はしごで上る。

タンク上部

今年のブドウを待つ多くのタンクと一緒に
リザーブ・ワインの入ったタンクもある。
リザーブ・ワインは、ここでは1年か2年分。

Vin de Réserve(貯蔵ワイン)はそれぞれ表示つき。

シャンパーニュは、
ブレンドによって、全く新しい味が生まれる、
醸造家の技術とセンスが問われる飲み物。

そのため、アッサンブラージュ(ブレンド)といえば、
少量のワインを醸造主がテーブルの上でブレンドする
クリエイティブなイメージ。

でも、その後は決めた配分のワインを
醸造タンクでブレンドしする。

これで攪拌。
さらにお隣、カーブへ。
公開用でないため、倉庫のような感じ。

当主エリックさんがカーヴの中に「自分で掘っちゃった」というご自慢のスペース。

さらにさらに奥へ、そこはパッケージ室。

ボトルにラベルを貼る機械。

箱に封をする。
見学を終え、試飲へ。
Huiban家の素敵なサロンに案内していただいた。

ロマンチック!窓の外に大きなお庭が広がる。

ペロー・ミノー氏がデギュスタシオンについて
レクチャーしてくださる。

フレッシュな香りと味わいはこんなイメージ。
最初に試飲した2008年の「ブラン・ド・ブラン」は
白い花の香りのする、フレッシュでフルーティなシャンパーニュ。

白い花、洋ナシ、オレンジ、キイチゴ。
二本目はペロー・ミノー氏がご持参くださった
Champagne Vergnonの2007年ヴィンテージ、Grand Cru。
ヴェルヴェーヌやシャテーヌの風味もある
深い複雑な香りと味わい。

 より深く複雑な香りと味わいの広がりはこんなイメージ。


シャテーヌ(栗)はさらに熟成した下のイメージに入る。

はちみつ、くるみ、コーヒー豆、マッシュルーム、、、。
今回の一番気に入ったのは
2010、2011年のPinot Meunier100%のキュヴェ。
霧に霞む森の中の天使の羽ばたきをイメージさせる淡い色合いに
食事により深い喜びを与えてくれることを確信できる
滋味豊かな香りと味わい。

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Champagne Auguste Huibanのオフィシャル・サイトはこちらです。

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シャンパーニュのブドウ畑。だいぶ成熟してきました。

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