生産者の間で評判の、
新鋭の生産者のシャンパーニュを買いたいという、
友人たちに同行させてもらい、
クラマン村(Cramant)の「スエネン」を訪ねた。
2009年に家を継いだ若き当主、オーレリアン。
譲り受けた立地のよいブドウ畑に加え、
人柄にカリスマ性もあり、
栽培、醸造に対する高い理想と意欲、
そして焦らずに10年かけて改革していくんだという
待つことを恐れない胆力も備え、
新たな潮流を創る予感。
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2009年にお父様が亡くなられ、
「ゆっくり見守ってもらう安心を与えられなかった代わりに、
思い切って、自分の力で改革もできる」と。 |
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風格と茶目っ気と情熱。
話がとまらない。 |
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2003年に家業に入るまではバスケットボールをしていたという大きな手。 |
オーレリアンの話を聞き、
目を見、醸造室に入り、
彼が目指しているのはかなりの高みなのだと感じられた。
新しい試みにも鋭い感覚に基づく確信があり、
一気に全部を変えるというような、
センチメンタルな性急さもない。
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オーストリアのSTOCKINGER社の樽。
この厚みが気に入っているのだそう。 |
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意欲的な生産者の醸造室で最近よく見かけるたまご型。 |
今日の試飲は3種類。
1.昨日デゴルジュマンしたというブラン・ド・ブラン。
(「試飲に適さないけど、他にないから比較のために」と)。
2.彼の初めてのオリジナルMBDA。
3.先代の作、2008年ヴィンテージ。
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ボトルの裏側(1) |
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裏側(2) |
一番の関心はMBDA。
2010年を主体に、2009.2011年を合わせている。
先代の味とは全然違う印象。
出会いが嬉しいシャンパーニュ。
深みがあり、鋭いセンスが感じられる。
オーレリアンの様々な試みがうまくいっている。
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1度きりというMBDA。 |
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2485というのは合計本数。 |
デゴルジュマン直後のブラン・ド・ブランが出荷されるのは
10.11月頃とのこと。
それに合わせて、改めて訪問する約束をした。
今から、とても、とても楽しみ。