2017年6月14日水曜日

シャンパーニュ・ルグラ・エ・アース(Champagne Legras & Haas)。

車を使わずに行くとどうなるのだろうと
ちいさな冒険心が湧き、
ランス-エペルネ間を列車、
エペルネからは徒歩で歩き、シュイイへ。

この2か月、ランスに滞在し、
自転車で生産者をビジットしている
強者・麻衣さんと2人旅。

それぞれ別々の試飲会で
ルグラ・エ・アースを発見し、気に入り、
一緒にビジットすることにした。

熱暑の中、たくさんのトラックと車に
追い抜かれながら、歩き続けること1時間。

車だと、心にとめることもなく通り過ぎていた、
「シュイイへようこそ」の看板。
今では「着いた~!」という歓喜と安堵の思い出。
街の入口。

ルグラ・エ・アースの試飲サロン。
「歩いて来た」というと、びっくりして、
水を出してくれた。
 荷物を置いて、当主ジェロームと共に
車でぶどう畑へ。

シュイイの畑のジェローム・ルグラ。

ブドウの房がつく範囲が上下30㎝の中に納まるから、
手入れが行き届き易いんだよと。

シュイイの土壌は、バラエティに富んでいる。
石灰質が表面から20㎝下にある場所もあれば、
70㎝下の場所もある。

それぞれの土壌に合わせて畑づくりをしていて、
例えば下の写真の区画では、草を生やす列と
生やさない列を交互にして、
栄養と水はけのバランスをとっている。
向かいは、アイとモンターニュ・ド・ランス。
左側はヴァレ・ド・ラ・マルヌ。
この反対側には、コート・デ・ブランのブドウ畑が広がる。 

ジェロボアムの入ったジオ・パレット。

細部にジェロームのこだわりが見える。

1995年ヴィンテージ。非売品。未来へ伝えるため。

日本へ出荷分。インポーターは
ヴィノラム(VINORUM)さん。

「瓶のここに数字が刻印されているんだけど、
水滴を拭かないと見えないね」と。
例えば05 09 04 16は
瓶詰が2009年05月、デゴルジュマンが2016年04月の意味。
すべてのボトルに記されている。

Blanc de Blancs。

Rosé。

2011年ヴィンテージ。

最高キュヴェ、エグジジャンス(Exigence)。
この日の試飲のすべて。


帰りは、タクシーを呼んでもらおうとしたら、
ジェロームが親切にも車でエペルネまで送ってくれた。
強者失格だけど、お言葉に甘える。感謝!
徒歩だと1時間、車で7分。
オフィシャルサイトはこちら


「ラシーヌ」の2号店「Doko Koko」。ランスの新しいレストラン。

(今はもうなくなってしまったけれど、大好きだったDoko koko。
思い出深いので、残しておきます)


開店1年にして、
ミシュランの一つ星を獲得した
レストラン「ラシーヌ」の田中オーナー・シェフが
2店舗目を開店。


Bistro「Doko Koko」。

ラシーヌが引っ越したので、
場所は元のラシーヌをほぼ
そのまま使っている。


料理は29€のコースのみ。
前菜、メイン、デザートを
二種類から選べる。

シェフの田中・弟・守亜(もりつぐ)さん。

前菜「KAKUNI」。

メイン「KARAAGE」。

デザート「Millefeuille」
シャンパーニュ・リストも
優れた生産者が並び
選び甲斐がある。

3日ごとにメニューが変わるとか。
また近いうちに行かなくては。

予約メールは日本語でも。
Doko Koko



シャンパーニュ観光・シャンパーニュ内の移動・交通手段まとめ


シャンパーニュ地方内は移動手段が限られています。
主な公共交通手段のサイトを
以下にまとめました。

シャンパーニュ内の交通手段の検索には。

エペルネのバス。
Couilly(シュイイ)、Pierry(ピエリー)行きなども。

ランス市内のバス。

パリ-ランス間のバス。

タクシーはランス駅とエペルネ駅から乗ることができます。

他の地方へ移動は列車で。
SNCF
日本語で予約

2017年6月12日月曜日

ランス・運河沿いの散歩

ランスの魅力の一つは、空間が広く、
のんびりした時を過ごせること。

ランス中心街の西側は運河が通っています。
比較的人通りも少なく、ゆとりをもって歩けるのでお薦めです。

自宅から遠いので行く機会は少ないですが、
水際の犬の散歩はとても気分がいいです。

海まで2時間半以上かかるランスとしては、
この運河はとても貴重です。








シャンプノワーズ(Champenoise2017)ランス・ブーラングラン市場の試飲会。

世界遺産に登録されて、
シャンパーニュ関係のイベントが
賑やかになってきている。

ブーラングランの市場で
50以上もの生産者が集う試飲会
「シャンプノワーズ」は今年で2回目。

1階の受付。会場は2階。
優しい歌声が心地よい夕方。

いつも通りビオ・マルシェも。

マグナムのPrestige、おいしかった!
ブジー・ルージュのスタンドも。
同じブジーでも当然ながら、
それぞれに味わいが違う。






ここにはないものも。

女性生産者の会
Les Fabulleusesも参加。

マチルドのシャンパーニュを購入。
写真はここまでにして、
試飲とおしゃべりを楽しむこと数時間。
外はまだ明るい。

生演奏ありがとう!


シャンパーニュの週末のお散歩はモンターニュ・ド・ランス。

シャンパーニュの17のグラン・クリュ(特級畑の村)のうち、
9つの村があるモンターニュ・ド・ランス
(ランスの山の意。一番高いところでも標高300mですが山と言われています)。

豊かな森があり、いくつもの散歩コースが設けられていて、
天気の良い週末には人気のレジャースポットです。

週末の犬の散歩にも、もってこい。

4月のモンターニュ・ド・ランスの森。
シラノの大好きな週末お散歩。
6月になり、木々がが鬱蒼と茂る。
森の中には不思議な形のブナの木があり、
なぜこの形になったのかいくつも説がありますが、
本当のところはまだ解明されていないようです。

この森の特色、くねくねと折れ曲がった枝のブナ。

こちらが普通のブナの木たち。

高くくねくね、低くこんもり。

シラノにとってもいろいろ興味はつきない♡
誰もいない森を独り占め。
おもいきり、走りまわれる。

鼻にも雪が。初めての
モンターニュ・ド・ランス
2013年2月、生後3か月頃。
フランスの地方の魅力は街の周りの豊かな自然にあります。
ぜひ足を伸ばして本当のフランスの豊かさを感じてみてください。







シャンパーニュのブドウ畑。だいぶ成熟してきました。

Hautvillersにブドウがどのくらい育ったか見に行ってきました。 区画によりますが、シャルドネは結構育ってきている感じです。 これからの天候によっても変わってくるのだと思いますが、 収穫まであと10日くらいか、 涼しい天気が続くともっと先になるのか。 収穫が近づくと生産者は...