2015年9月24日木曜日

シャンパーニュ・ルイナール(Ruinart)

「ヨーロッパの文化・自然等遺産の日」の
ルイナール見学。

1729年創業のルイナール。
カーヴ入口の表示に中庭の緑が映る。

中庭。地下20m、40mの見学を終えると、
庭の向こうの建物から出る。
試飲用サロン。
この日は一般公開日のため試飲はなし。
以前訪問した際の試飲の様子。
最初の階段、30段強。上から見下ろす。
18世紀に掘られたルイナールとしては新しい部分。
階段は66段(数え間違えていなければ)。20メートルの地下から見上げる。

地下カーヴ。長さ8㎞。
温度は12~13℃、湿度は約90%。
貯蔵区画ごとに詳細が記される。
時には破損も。
地上の自然光を見上げる。
12~13世紀に掘られたという地下40mの採掘跡は、
ランス市を取り囲む壁や建造物をつくるための
白亜石を得るためにできたもの。
それをシャンパーニュの貯蔵に適していると利用し始めたのが
ドン・ルイナール。

ここから地上に、切り取られた石が運ばれていた。
地下40m。さらに40段近く(おそらく38段)の階段を降りる。
上の写真の左上、「サン・レ三」の拡大写真。
サン・レ三がフランク人王クロヴィスに洗礼を与えたことをきっかけに、
ランスはフランス王戴冠の地となった。
貯蔵用に掘られたのとは明らかに違う、採掘跡のままの歴史あるカーヴ。

採掘跡には、当時の鉱夫や、第一次大戦中に収容されていた
負傷兵士などが掘った名前や絵があちらこちらに見られる。


地下からあがった展示スペース。
採掘の様子の断面模型。

地下40メートルではこのように。

中庭にたたずむ、ドン・ルイナール像。

ドン・ルイナール像。
お墓はオーヴィレの教会、ドン・ペリニヨンの横にある。


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ルイナールの公式サイトはこちら。

www.ruinart.com/


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