2021年1月7日木曜日

あのテロから5年。

2015年のCharlie Hebdo新聞社のテロからもう5年。

あの日は水曜日で、ソルドの初日でした。
新年のちょっと浮かれた雰囲気が
一気に凍り付きました。

犯行後、銃を持ったまま東に逃走したという犯人の一人が
ランスに住まいがあったとの情報で、
街中に厳戒態勢がしかれました。

夕方、犬の散歩に外に出た時に、
家の目の前の通りをパトカーがものすごいスピードで
走り去ったことを覚えています。

イスラム教を風刺することに対する危険は

新聞社も承知でしたでしょうが、

このようなテロが起こることは

国家は情報を得ることもできなかったし、

未然に防ぐこともできなかった。


犯人たちは、危険人物として

リストに載ってたにもかかわらず。


警察官も武装したテロリストの前では無防備も同然でした。


テロの新しい時代が来たのだと思いました。


テロを起こした人たちを、

現代に生きる特別な宗教の人と考えると、

理解できないひどい人たちなのですが、

わたしは「戦国時代の人たち」と捉えています。


例えば(大河ドラマに出てくるような)戦国時代の人たちに

主君を風刺する絵を見せ嗤ったら、

その場で一太刀浴びせられることは想像できる。

そういう侍を時代劇で見たら、

刀を抜いた侍の気持ちに少なくとも理解をしめし、

たかが絵のために人殺しをした残虐な犯罪者とはとらえない。


世界や歴史上にはあまりにもたくさんの価値観があって

何がが正しいとは言えない、絶対に正しい世界観と言うのはない、

というところから始めないと、

テロは終わらないように思います。


テロで殺される人も、

テロに駆り立てられる人もない、

そういう日は来るでしょうか。


200年後の人から見たら、

今の時代はどのように映るでしょうか。






0 件のコメント:

コメントを投稿

シャンパーニュのブドウ畑。だいぶ成熟してきました。

Hautvillersにブドウがどのくらい育ったか見に行ってきました。 区画によりますが、シャルドネは結構育ってきている感じです。 これからの天候によっても変わってくるのだと思いますが、 収穫まであと10日くらいか、 涼しい天気が続くともっと先になるのか。 収穫が近づくと生産者は...