シャンパーニュのブドウは4月から5月はじめにかけて
明け方の氷結で壊れてしまうことがあります。
たった1時間の寒さで、その年のブドウが終わってしまうことも。
ブドウの氷結は気温が低いだけでは起きません。
雨が降って水分を含んだつぼみが
気温が下がることによってパリっと壊れてしまうのです。
ブドウのつぼみと葉が開いてきたところ。 |
ブドウ農家にとっては、深刻な気がかりです。
4月中旬に会った生産者が
「今年のうちの収穫はもう終わった」(壊れてすべてダメになった)
と嘆くことも。
2月3月の気温が高くて、
早くブドウの芽が育ってしまうことも原因の一つ。
冬は寒いのがいい。
だんだんと温かくなるのが理想ですが、
自然はままなりません。
その心配がなくなる目安が5月11~13日のSaint de Glaceです。
ランスもだいぶ温かくなってきました。
霜の心配はもう終わり。
このあと、心配は
雹(ひょう)
夏の涼しさによる腐敗
病気などまだ続きます。
ブドウがなるのは当たり前ではないのです。
2022年のブドウ、無事育って欲しいものです。
写真は4月末のヴェルジー村ののブドウです。
0 件のコメント:
コメントを投稿