2020年11月9日月曜日

言語・コミュニケーション能力があるかも?

私は、過去の2つの出来事により、自分は言語力、コミュニケーション能力が高いかもと、ちょっと自惚れているところがあります。

1点目は、青年海外協力隊の試験。英語の他に、人造語のテストがあるのですが、
人工的に作られた文がならび、Aの文はこういう意味、Bの文はこういう意味だとすると、
Cはどのような意味でしょうという問題がたくさん出ます。
パズルのようでもあり、答えは結構簡単に導きだせ、私は満点でした。
あんなに簡単なのだから、みんなできるだろうと思っていたら、
そのテストが100点中、0点、20点、30点という人もいて、
もしかして、言語能力というものがあるのかもと思うようになったのです。

2点目は3年過ごしたアフリカのジブチでの出来事です。

ある雨上がりの朝、人通りの少ない街なかで、巨大な水たまりと化した道路の、
わずかに盛り上がっている土の部分を歩いていると、
向こうの角を曲がって、一人の見知らぬ中年くらいの男が現れました。
アフリカ人だけどジブチ人ではなさそう。
得体が知れない感じで、遠目にもなんだかものすごいしかめつら、
ひげをはやし、手には杖を持っています。
正直、人生最大のピンチだと感じました。
昼間なので、殺されることはないかもしれないけれど、
杖でなぐられて水たまりに落とされるくらいはありそうと。

その時私に与えられた選択肢は3つ、
①そのまま前に進んでその恐ろしい男と対峙する。
②水たまりにはまる。
③踵をかえして逃げる。
で、瞬間的に水たまりにはまりたくない、
逃げたらこれからずっと逃げ続けることになるかもと、
そのまま歩き続けることにしました。

でも、もちろん危険な目には会いたくない。
どうする?近づく前に話しかけてみる?何語で?考える時間もない!
で、男性の服装とひげと杖からきっとイスラム系だろうと判断し、
まだちょっと距離のあるうちに、ここはもう一世一代の笑顔で、元気よく、
「アッサラーム・アライクム」とあいさつしてみました。
その反応次第では、まだなんとか逃げ出せるかもというところで。

そうしたら、どうでしょう、その怖い人の、怖い顔が、
一気にびっくりするほどの笑顔になって、
「ワー・アライクム・サラーム」と返してくれたのです!
大・成・功!身の安全は確保できたみたい。
それどころか、そう言っているうちにも、どんどん近づいて、緊張感もほどけ、
お互いなんだか嬉しくて盛り上がって、すごい笑顔のまま、手まで握りあい、
「私はアリエよ」「俺は〇〇だ(忘れちゃってる)」と名乗りあうことになりました。

「日本人か?」「お前はもう俺の友達だ」「この辺でなんかあったら俺が助けてやる」と
いつの間にかものすごい心強い味方ができていました。
彼はタンザニアだったかの大使館の警備員で、英語も話せました。
顔があまりにも怖いので、彼に話しかけた日本人は初めてだったようです。

この体験は、あの時の恐怖・緊張感と共に、わたしの人生観や世界観に影響するほど
強烈な思い出となっています。
遠い異国で慣れない頃にこんな成功体験を積んだので、結構自信になったのです。
こんな成功体験しょっちゅうないですし、怖い思いなんてしなくていいのですけれど。

日本に帰ってきて、こんなことまで思い出してしまいました。

2020年11月8日日曜日

なぜ今フランスから帰国したのか

 フランスがロックダウンになり、日本も感染者が増えている中、

なぜ今帰国したのか、ここに書き残しておこうと思う。


理由の一つは、毎年今の時期に帰ってきているから。

もう一つは帰れる条件がそろったから、です。

そんな理由?かもしれないけれど、大切なことでした。


帰国できる条件は、以下の4点になると思います。

1.感染していない。している可能性がないと自信がある。

2.空港から家までの移動手段がある。

3.長期滞在できる場所がある。

4.万が一の場合、滞在日程を変更できる。


帰れる条件の1番目は、感染している可能性がほぼないと確信できていたこと。

フランスの小さな地方都市暮らしで人とすれ違うことも少なく、

住んでいるアパルトマンの世帯数も少なくて、

住人は引退した人やテレワークの人ばかりで、

学齢期の子供や若者がいないこと。


唯一パリに通っている夫は、

3月に仕事でコロナに感染して相当苦しい思いをしたので、

二度とかからないように細心の注意を払って生活し、

私自身は、3月に感染した夫と同居しながらも感染しなかったほど

対策をしっかり取って毎日を送ってきた。


高い航空運賃を払って、日本に着いてから

病院や隔離されての生活は人にも迷惑がかかるし自分もつらいので、

このリスクがある人は、まず帰国できないと思う。


2番目は、フランスでも、日本でも、空港から家まで車で1時間ほどの距離なので、

家と空港の間の移動に問題がなかったこと。

フランスでは夫が送ってくれ、日本では

厚生労働省が認可・紹介しているコロナ対策のハイヤーを利用した。

羽田から自宅まで2万円は公共交通機関にくらべれば高いけれど、

地方に住んでいたら航空会社の国内線が使えないので数十万かかる。


3番目は、検査が陰性でも自宅についてから2週間の自宅待機期間があるため、

それ以上の滞在期間がとれない人は帰国を見合わせるしかない。

さらに、フランス側のロックダウンの長期化や空港の閉鎖などもないことではないので、

日数に余裕が取れないと躊躇する。


幸運なことに、迎える側の両親が私に帰ってきてほしいと思ってくれ、

近所の人とも良好な関係を築いているので、

今回の帰国を問題視する人は実家の周囲にはいなかった。

私が帰国してから母のもとに、毎日のように

花や野菜や魚などを届けてくださる方々がいて、

母のために私の帰国を歓迎していただいているようでありがたい。

送りだす方の夫も、犬の面倒を引き受けてくれ、

ロックダウンで仕事が少ないからと2週間の休暇を取ってくれた。


5番目は、私の場合本来帰国予定は11月3日(火)のところ、

10月28日20時の大統領演説でロックダウンが発表され、

その日の24時過ぎに日本が8時過ぎたのを待ってJALに電話し、

30日の便に変更できることがわかったことも決め手となった。


直前になってロックダウンのフランスに夫とシラノをおいて

日本へ発つことに迷いが出たのだけれど、

最終的に帰ることを決めたのは、

「迷ったら経験していない方を選ぶ」

「今移動できる人が少ないからこそ、そこを経験しておきたい」

という私の性格による。

フランスのロックダウンは3~5月に経験したので、

今回は日本に帰ってみたくなったのだ。


両親と会え、過ごせる時間も

この先どれだけあるかわからない。

一人娘としては、まだ元気な父と母と2週間過ごせるということだけでも、

今回帰ってきてよかったと思う。


厚生労働省からは毎日、

発熱や咳がないか確認の電話がある。

母は、「なんだかこうやって守られている感じがするわね」と言っている。


コロナの検査に費用がかかることは心苦しくも思ったけれど、

私は住民票が日本にあるため、毎月健康保険を収めており、

今回の検査の費用くらいは十分に出るのではないかと思う。


いろいろな方のおかげで、私の帰国は実現しました。

今回ほど帰国に際して感謝を感じたことはなかったかもしれません。


せっかく日本に帰ってきたので、

経済効果というには微々たる額ではあるけれど、

しっかり日本でお買い物して帰りたいと思っているところです。


2020年11月7日土曜日

今日はシラノの誕生日

 今日、11月7日はシラノの誕生日。

この誕生日は、やっぱりうちの子になる運命だったんじゃないかと思う。


11月4日が私の母の誕生日で、9日が父の誕生日。

今日、7日は祖父の命日。


私と夫も誕生日が2日違いで、

こういう近い誕生日って運命的なものを感じる。


ちなみに、11月7日に亡くなった祖父は、

とてもおしゃれで素敵な人だったのだけれど、

49日がクリスマス、100日法要がバレンタインデーで、

さすがだね、と感心されたものだった。

誕生日も秋分の日だったか祝日だった。


夫はロックダウンのフランスで、

仕事が進まないのにパリまで通うのが面倒になったらしく、

今日から2週間の有休を取ったそう。

2週間もパパが一緒にいる生活で、

シラノも相当満足なのではないかと思う。



2020年11月6日金曜日

日仏電話&ネット料金事情

 実家でネットの契約を切り替え、

新しい担当の方が今日、高齢の親の代わりに

娘である私への説明のために家に来てくださった。


料金、対応など日本とフランスではかなり違うため、

ここに記しておこうと思います。


料金はフランスの方が圧倒的に安い。

TV、インターネット、固定電話のまあまあ良い契約で

月々4800円ほど。

この中には日本を含め世界の多くの国への無料通話が含まれる。

フランスから日本の実家に何度、何時間かけようと追加料金はかからない。

携帯電話&スマートフォンに関しては月に1800円ほどで、

同じく日本の固定電話への通話は料金内。

メールもデータ通信もフランスにいる限りは

追加料金はなし。


両親の安くなったというネット(+テレビ、電話)の契約料金を見ても

その上に通話料あるいはかけ放題プラン料金がかかると知れば

ものすごく高く感じるし、

契約するかもしれないスマートフォンの料金を見てもびっくりする。


でも、安いからといってフランスがパラダイスでないことは

身に染みてわかっている。

サービスの面では、日本が圧倒的に良いのです。


フランスでは都市部以外では

携帯がつながらないところが多くあるし、

説明のために自宅に誰かが来てくれることなんてありえない。


切り替えの工事の日だって、工事する人の都合で決められ、

当日になってやっぱり無理だったと来ないこともある。

向こうの都合で来なかったのに、その翌日は仕事で家にいられないと言ったら

勝手に契約ごとキャンセルされて、

キャンセル料を取られそうになったという話さへある。


わからないことがあっても、それは自分の問題だから、

なかなかつながらない電話をかけたり、

契約店に自分で出向くか、

親戚や知り合いの誰かが詳しくないか探し出し、

自分でなんとかするしかない。


それでもフランス人は、それが当然と思っているばかりか、

アフリカなど貧しい国ではもっとひどい状況なのだから、

自分たちの国は結構うまくいっていると思ってさへいる。


どちらがいいというのは、好みや慣れによることろが多いけれど、

自分の国のあたりまえが当たり前ではないことを知るのは

それを考えるだけでもいい経験だと思っている。

2020年11月4日水曜日

はじめての海


シラノが来てから、私たち夫婦は嬉しくて仕方なくて、
あちこちに連れていった。

シラノが3カ月の時は、2月で寒かったけれど、北の海Touquetへ。
車で2時間半の距離だけれど、
この時はシラノのために30分ごとに休憩したので
4時間以上かかったのでした。

はじめての海。

しょっぱい。


私はもともと海が大好きでときどき行かずにはいられない。
ランスは住みやすいところだけれど、

海が遠いことだけが残念。

 この海岸には毎年2回くる。

夏は一週間滞在することも。


遠くから呼ぶと全力で走ってきた。

大好きな海に、愛する犬を連れて歩く。
シラノの一番大変な時期が過ぎて
愛情が増してきていたころ。

はじめての砂遊び。


はじめてお兄さん犬と遊んでもらった。


帰りはたくさんの鴨もみて、
2013年冬の思い出。




2020年11月3日火曜日

シラノ、2か月でうちの子に。

 今月はシラノと離れているので、思い出話を。

シラノがうちに来たのは、2013年の1月12日。

11月7日生まれなので、2か月の時にうちに来たことになる。


出会ったのは、Salon de Chiot.
ブリーダーさんが子犬たちを紹介するイベントだった。

一番かわいくて元気そうな子。
すぐに他の子たちと見分けがつき、
それでも本当に家に連れて帰っていいかちょっとだけ迷ったけれど、
準備やその先に待っているだろう苦労などは知らず、
深く考えもせずに迎えることにしてしまった。

知らなくてよかった♡

その頃はまだ名前がなかったそのかわいい子は、
最初に車に乗せた時も、アパルトマンに入れた時も、
前からそうなることを知っていたかのように
まるで不安な様子なく抱かれ、付いてきた。


名前を付けたのは私。
剣豪で、詩をたしなみ、ユーモアのセンスがあって、
気が強く、愛に一途な物語の主人公、
シラノ・ド・ベルジュラックからつけた。

シラノという名の犬には会ったことがないから、
この名前を付けたのは自慢だ。


小さい頃は、会う人ごとに話しかけられ、「かわいいわねえ」と
感嘆されて育ったシラノ。
シラノのおかげで、私はランスのいろいろな人と話す機会を得た。


最初の一年は本当に長く感じたけれど、

今思うと、かわいい姿を見せてくれた

貴重な時期だった。

今月はシラノの誕生日でもあるし、

小さい時からの思い出を綴っていこうと思います。

2020年11月2日月曜日

連鎖を止めるのは自分自身

在フランス日本国大使館より注意喚起メッセージがありました。 


「新型コロナウイルスの発祥と結びつけるなどして,

アジア人に対する差別的行為を呼びかけるSNSが

拡散しているという報道がなされています。


コロナ禍や連続するテロにより、
フランス社会におけるストレスや不安感が全体的に増しており,
先週から再開された外出制限により、人通りも減っております。
犯罪に巻き込まれることのないよう,日頃より情報収集を行い,
また,外出の際は身の回りの安全に十分注意して行動してください。」とのことです。

アメリカでは、スーパーでマスクをするよう注意した警備員が
刺される、銃で撃たれるなどの事件が何件も起きています。

フランスでは、イスラム教との間の問題が大きくなり、
テロが起き、襲撃事件も増えています。
パリの治安も悪化しています。

コロナのロックダウン、半ロックダウンによる閉塞感、
生活状況の悪化もあり、
人々が攻撃的になっているのかもしれません。

こんな時こそ、音楽を聴いたり、歌をうたったり、
踊ったり、映画を見たり、
頭以外のところを使って、
心と体をゆるめていきたいです。

恐怖や怒りに負けず、
0.2%でも今の状況に愛を足せるゆとりを持っていられますように。

シャンパーニュのブドウ畑。だいぶ成熟してきました。

Hautvillersにブドウがどのくらい育ったか見に行ってきました。 区画によりますが、シャルドネは結構育ってきている感じです。 これからの天候によっても変わってくるのだと思いますが、 収穫まであと10日くらいか、 涼しい天気が続くともっと先になるのか。 収穫が近づくと生産者は...