コトー・シャンプノワのロゼで知られるシャンパーニュ・バルノー。
収穫は19日(月)に始まっている。
0.5haのクロの中のフィリップ&ロレッタ夫妻。 |
1973年植樹のクロのブドウの木。 土壌は粘土石灰質。 |
ピノ・ノワール。下が今年のブドウ。 上は第二世代と呼ばれ、今年は成熟しない部分。固い。 「でもきっとあと3か月夏が続いたら熟すわ」とロレッタさん。 |
今年のブドウ。 |
今年は、最悪だった1985年に続く収穫量の少ない年だとか。
オーブでは、全滅した畑や、1haにつき200kgしか収穫できない畑も。
規定では9700kg/haの収穫が許可されているが、
バルノーでは7000kg/haいくかどうか。
でも、質は良くて、甘みが強く、酸もある。
今年はどの生産者も悩まされたべト病。 |
バルノーでは、デブルバージュ(清澄)に珍しい方法を用いている。
「フロタシオン(flottation)=浮上法」といい、
窒素ガスを果汁に加えて、普通は沈殿する固形物を
ガスと共に浮上させる。
清澄を3~4時間で終えられるのだそう。
味にどのような違いをもたらすのかは、
同じブドウで比べないとわからないところだ。
清澄用タンク。 |
ピノ・ノワールの果汁。 |
クロで採れたブドウで造られたマセラシオンのロゼ。 今年はシャンパーニュのブレンド用に使う予定。 |
当主フィリップさんが、マセラシオンのロゼの作り方を図に描いて説明してくださった。 |
ピノ・ノワールの収穫は今日まで。
明日からシャルドネ。
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