2020年9月18日金曜日

フランス事情 水道工事編

 

トイレの手を洗うところから水漏れがあることに気が付いたのが月曜日。

上水道なのが不幸中の幸い。

すぐに馴染みの工事屋さんに電話をしたけれど、

留守電に流れるメッセージを聞く限り本人はお休みで

(理由は言わないけど3週間くらいだからコロナかも?)

仲間に電話してくれと言っている。

お仲間に電話をしてメッセージを残したけれど返事はない。


水道工事は電話をしても、仕事が詰まっていると

返事の電話をくれないことはよくあり、

その割に電話もなく直接来てくれたりすることもあるので

待ってみたものの時間は過ぎるばかり。

水曜にもう一度電話したけれど相変わらず返事はなし。

こういう時に、ネットで調べて見知らぬ水道工事会社に電話をしても

あまりいいことはない。元々の顧客が優先で、

紹介がないのに大事にしてもらえることは少ないうえ、

悪徳業者に当たってしまうこともある。


来週に持ち越しかと案じていた今朝、

別件だけど湯沸かし器の、年に一回の定期点検の人が急に

「15分後に今年の点検に行けるけどどうですか?」と連絡をくれた。

毎年ハガキで連絡がくるはずで、

急すぎるけれどこれを逃すといつ来てくれるかわからないので来ていただく。

主導権は私にはないのです。


そして、点検に来たついでに、水道修理の人を紹介してもらった。

2件連絡先をもらったうちの1つ目は

すぐに電話したがまたしても留守電で返事はない。

午後になって電話した2件目でやっと人が出た。

「今お客さんのところなので、10分後に連絡するよ」とのこと。

この人の「10分後」は、現実時間のどのくらい後だろうか。

そして、30分後くらいに電話があった。

「今から行きますよ。下に着いたら電話します」と。

わーい。


ところが、5分後にまた電話が。

どうも「10分後にかけなおす」と言った人と、

ちょっと前に「今から行きますよ」と言ってくれた人は別の人だった模様。

友人と電話中できちんと電話番号を確かめなかった私の責任と言えるけれど、

タイミングが良すぎました。

頭が混乱しつつとにかく一人来てくれるはずなので、それを待つとお伝えする。

そんなことは慣れてるようで、

「どっちにしても行くのは月曜だから、今日の人が来なかったら連絡ちょうだい」と。


そして、我が家に奇跡が。

来ると言った水道屋さんはちゃんと来てくれたばかりか、

部品を持っているので、すぐにも交換してくれるという。

請求書は後で送られるから、支払いも問題もなし。

奇跡の天使がお仕事中♡


月曜日に始まった水漏れ問題。今週中に解決しました。

どんな時も、焦っても何も解決しない。それがフランス。

また一つ、ゆっくり待つということを学んだのでした。


気持ち的には、今週中に水漏れ問題を解決した修理の方は奇跡の天使。

早速、病院の予約でフランス的迷宮に陥っている友人にメッセージを送る。

「水道今日中に直ったわ!我が家に奇跡の天使が来たの。

そして突然来た朝の点検の人は、天使のお使いだったのよ。

もはや我が家を奇跡の家と呼んでもいいわ」と。


20年後、200年後のフランスも、こういうことは変わらないだろうか。

「上水道はあるのですか?修理という職業はあるのですか?

やっぱり電話の返事はないことが多くて、気を長く待つことが多いのでしょうか。」

200年後の人に聞いてみたい。




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