日没が早くなっているとはいえ、まだ20時頃まで明るいランス。
夜の散歩に車で15分ほどのポンペルの砦に行く。
1870年頃プロシア軍対策で造られ、
第一次大戦時はドイツ軍からランスを守る最後の砦として役割を果たした。
内部は現在、博物館になっている。
フランス軍と共に戦ってくれた国の国旗が夕空に浮かぶ。
遠くに見えるのはランスの街。
街から離れて時間外は訪れる人も少ないことから、
絶好の犬の散歩場所だ。
激戦地だったところで、砲弾が落ちた跡も生々しく残り、
ここに来るたびに国を守った誇り高き兵士たちに思いを馳せる。
野狐や野兎もいて、喧騒から離れ、
歴史の息遣いが聞こえる気がする。
歴史を思い、そこに生きた、そして死んでいった人たちを思う。
シラノは何かの気配を感じた。うさぎ?
20年後も、200年後も、大切な歴史を語る場所としてここが残り、
生活に根付いて守られていって欲しいと願う。
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