クラマンのシャンパーニュ・ボネールは
その柔らかく、上品な味わいに感動して以来、
いつか訪問したいと思っていたところ。
9月23日(火)、やっとその願いがかなった。
ブドウ畑に囲まれたボネールの入口 |
到着してすぐ、
ブドウ畑の真ん中に位置する環境の良さと、
働く人たちの間に流れる活発で暖かい雰囲気に
あの味はここで生まれたのだと納得。
愛されて育った幸せのシャンパーニュが
ここにある。
ボネールも収穫真っ最中。
一年で一番活気がある時。
運びこまれるブドウ。 |
圧搾機の横に何か書いてある! |
「誕生日おめでとう、ドゥニ」。 |
販売、経理担当のレティシアの案内で醸造所を見学。
フレッシュな果汁を試飲。
昨日絞ったという果汁。 少し酸味が強く、新鮮でおいしい。 |
ステンレスタンクと木樽を使い分けている。 |
誕生日のドゥニ(左)と案内のレティシア |
みんな働き者。右は次世代ジャン・エマニュエルの婚約者。 |
ボネールを輸出をサポートする「ワイン・アンバサダーズ」の社長 ジャン・バティスト(左)とボネールのジャン・エマニュエル。 |
この日は、収穫のランチをお呼ばれ。
収穫時は、美味しいものをみんなで食べ、飲んで
みんなで働くというのが
生産者の伝統。
「気前のよさ」(Générosité=ジェネロジテ)は
良きシャンパーニュ生産者が持つ特徴の一つ。
食堂の一角に並べられたワインの数々。 |
食事を待つひと時。この楽しい雰囲気が 幸せなシャンパーニュの源。 |
たっぷりの前菜、主菜、デザート。
そして、ワインも特別なものばかり。
収穫の週のために、一年間
おいしいワインを探して取っておいているのだそう。
お腹いっぱい食べて、飲んで、
食事後、ブドウ畑の写真を撮ろうと外に出たら、
「収穫している畑を車で見に行く?」と
ご当主のジャン・ルイ氏が誘ってくださった。
「助手席しか空いてないから、一人だけ特別だよ」と。
「助手席しか空いてないから、一人だけ特別だよ」と。
「もちろん、ぜひ!」
ブドウ畑の中の、ジャン・ルイ=ボネール氏。 (後日記:この収穫がジャン・ルイさんの最後の収穫となった。 直後にご病気が発覚、2015年3月に亡くなられた。 慎んで、ご冥福をお祈りいたします。) |
収穫中のシャルドネ。 |
そして、車でさらに次の畑に。
ここが「ボネールの一番古い樹の畑だよ」と。
1939年植樹だそう。
家族で大事に受け継いで来た
自信と誇り、愛情の象徴。
家族で大事に受け継いで来た
自信と誇り、愛情の象徴。
75歳のブドウの木。 |
戻って試飲。
温室のような入口を通って、サロンへ。 |
昼食にたくさん飲んで食べたばかりだけれど、
改めて、試飲。
一本目は
Grand Cru Blancs de Blancs
Grand Cru Blancs de Blancs
ボネールは、ほとんどがシャルドネ100%。
これはその中でもグラン・クリュ100%の
ボネールの典型とも言えるキュヴェ。
洗練された、爽やかで深い香りが
口当たりよく、かつ滋味深い。
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二本目は
Ver sacrum
まずその色合いに感動。
ゴールドの光を放つ、まばゆいきらめき。
金色の、繊細な気泡が立ちのぼる飲み物。
太陽の輝きをいただくような不思議な感覚です。
輝きの秘密は
コルク栓をした二次発酵&熟成。
6年以上カーヴで熟成させます。
香りも味わいもたまらなく良いのだけれど、
ついつい美しい色合いに目がいってしまう。
三本目は
Cuvée Variance
樽発酵、
5年以上カーヴで熟成させた
非常に豊かで深い香りと味わいのキュヴェ。
きのこのクリームソースや
チーズ、うなぎにも合いそう。
私の一番のお気に入り。
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この日の試飲は3本ともシャルドネ100%。
この日の試飲は3本ともシャルドネ100%。
それなのに、一つ一つ明らかに異なる、
それぞれに素晴らしい
香りと味わい。
シャンパーニュの奥深さを改めて感じた一日だった。
ボネールは予約すれば見学可能。
オフィシャルサイトはこちら。
http://www.bonnaire.com/contact/
ボネールは予約すれば見学可能。
オフィシャルサイトはこちら。
http://www.bonnaire.com/contact/
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