2020年10月8日木曜日

CHAMPAGNE MUMM(シャンパーニュ・マム)

もし、あなたが初めてシャンパーニュ地方を訪れて、
どこかシャンパーニュ・ハウスを見学してみたいと考えられているとしたら、
お薦めはシャンパーニュ・マムです。

ランス駅から徒歩15分。
そのうち半分ほどは駅前の素敵な散歩道をゆっくり歩き、
2000年前建造のマルス門を仰ぎ、
大きな通りを渡ってそのまままっすぐ進むと右側に見えてきます。



MUMMの見学の特徴は、
わかりやすさと説明の親切さです。 

シャンパーニュ全体の説明を地図を見ながら聞き、


シャンパーニュに用いられる葡萄の品種は模型で見られます。


第一次発酵について、年代を追ってたどり、


熟成の期間についても表で目にすることができます。

各工程がわかりやすいのです。
熟成の最後に行われる動瓶についても
このように紹介されています。


ボトルのサイズの違いも一目瞭然。


全長25㎞という地下カーブの長さも実感できます。


私がマムの見学で一番好きなのは、
昔のシャンパーニュ作りの道具を飾った博物館コーナーです。


例えばこれは1890年頃に使われていたという
樽から瓶にワインを移す機械。


すべての工程を堪能した後は、
試飲サロンへ。


試飲の種類は料金によっていろいろですが、
この日はブラン・ド・ブラン(クラマン村のシャルドネ100%)と
ブラン・ド・ノワール(ヴェルズネイ村のピノノワール100%)二種。


ブティックもすっきりとデザインされていて、
ここでしか購入できないシャンパーニュもあります。


MUMMの社長が後見人となった
レオナール・フジタの名を関したロゼ・シャンパーニュも。




マムを出たらそのまま目の前の
フジタ礼拝堂を見学されるのがお薦めです。
ただし、こちらは5月から9月の間のみ。
開館日時を確認されてから、予定を立てられてください。





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