もし、あなたが初めてシャンパーニュ地方を訪れて、
どこかシャンパーニュ・ハウスを見学してみたいと考えられているとしたら、
お薦めはシャンパーニュ・マムです。
ランス駅から徒歩15分。
そのうち半分ほどは駅前の素敵な散歩道をゆっくり歩き、
2000年前建造のマルス門を仰ぎ、
大きな通りを渡ってそのまままっすぐ進むと右側に見えてきます。
MUMMの見学の特徴は、
わかりやすさと説明の親切さです。
熟成の期間についても表で目にすることができます。
各工程がわかりやすいのです。
熟成の最後に行われる動瓶についても
このように紹介されています。
ボトルのサイズの違いも一目瞭然。
全長25㎞という地下カーブの長さも実感できます。
私がマムの見学で一番好きなのは、
昔のシャンパーニュ作りの道具を飾った博物館コーナーです。
例えばこれは1890年頃に使われていたという
樽から瓶にワインを移す機械。
すべての工程を堪能した後は、
試飲サロンへ。
試飲の種類は料金によっていろいろですが、
この日はブラン・ド・ブラン(クラマン村のシャルドネ100%)と
ブラン・ド・ノワール(ヴェルズネイ村のピノノワール100%)二種。
ブティックもすっきりとデザインされていて、
ここでしか購入できないシャンパーニュもあります。
マムを出たらそのまま目の前の
フジタ礼拝堂を見学されるのがお薦めです。
ただし、こちらは5月から9月の間のみ。
開館日時を確認されてから、予定を立てられてください。
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