今回の日本滞在にはテーマがあって、「会いたい人に会いに行く」としています。
今日会いに行った人は、去年の暮れに亡くなっていて、
午後からその方の奥様含め、女性5人でお墓参りをしました。
その方と私は年はだいぶ離れていたのですけれど、出会った時から気が合って、
お互いリスペクトして、会うたびに楽しくお話させていただいていました。
数年前から闘病されていたし、車いすに乗ってだいぶ弱られた姿も見ていたので
いつかは、と覚悟のようなものはあったのですが、亡くなった知らせをフランスで受けたときは
自分でもびっくりするほど号泣し、帰国はできなかったので弔電だけうって、
今日の日を待っていたのです。
奥様は樹木葬を選ばれていて、お寺の大きな木の下に、花壇のような枠があって、
お花に囲まれて小さな石碑が置かれていました。同じ大きさの石碑がならんで、
「感謝」「心」など言葉を刻んでいたり、山の絵や音符を刻んである石碑もあって
にぎやかな感じがしてよかったのですけれど、
お墓を見るとその方がいないということが現実となってしまいました。
その方の墓碑には「風」と刻まれていました。
結婚されるとき、奥様になられる方に
「僕と結婚して君が幸せになるかはわからないけど、君と結婚したら僕は間違いなく幸せになる」
とプロポーズしたという話は、仲間うちでは伝説となっていて、
もちろんその話は今日も出て、「本当に素敵な奥さんと一緒で幸せだったね」と言われていました。
今日という日は、私がお願いして決めた日だったのですが、偶然二人の入籍記念日でした。
「君と結婚したら僕は間違いなく幸せになる」って素敵なプロポーズの言葉だと思います。
風のような、素敵な、いい男でした。合掌。
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