オンラインイベントでチェーホフについて少しだけ語った。
チェーホフはロシアの作家、劇作家で医師。
勤勉な人で、結核に苦しみ、44歳で亡くなった。
チェーホフの小説や戯曲は
医師としての人々の観察に基づいていて、
余計な装飾がなく、人生や人というものを浮き彫りにしている。
「かもめ」「ワーニャ叔父さん」
「三人姉妹」「桜の園」が四大戯曲として知られている。
現代演劇の父とも言える人で、
現在の自然な演技というものは、もともとチェーホフの戯曲が
自然さを求めたために生まれたと言われる。
私の人生は、チェーホフに多分に影響を受けている。
作品をたくさん読んだというだけでなく、
まだ演劇をしていたころ「桜の園」に出演したことがあって、
その中で自分は村ごと貧困などという、広範囲の貧困を知らないことに気づき、
現代だったらそれはどこだろうと考えた結果
アフリカだろうと思って知りたくて行ってしまった。
そして3年もそこで過ごすことになった。
今でもチェーホフは好きで、
心の中で劇中の場面を振り返ることがよくある。
チェーホフの戯曲を読み合う会を
開きたいと思っている。
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